鍋田竹材 鹿児島件指定 伝統工芸品の証

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門松竹材について

2015年12月27日

今年も残りわずかとなりました。

12月第二週より始まった門松製作もようやく出荷が終わり、長いようで短かった夜間の残業も終了しました。

鍋田竹材では小さな門松竹材を数組在庫しております。

 

 

 

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高さ80㎝程の門松竹材一組を1500円で販売しております。

鉢に立て土で固定、飾り花を生ければ立派な門松が出来上がります。

お電話頂けましたらご希望の高さも準備させて頂きます。

竹の在庫が無くなり次第オーダーでの製作は終了させて頂いておりますのでお早めのご連絡お待ちしております。

 

 

奥薩摩竹灯籠物語 竹ホタル

2015年12月16日

12月も半月をきりました。

門松竹材製作に追われ充実した日々を過ごさせております。

体のエンジンもガス欠ぎみ、嬉しい悲鳴ではありますが足腰に疲れが現れてきました。

 

12月5日にさつま町湯田地区にて竹ホタルのイベントがありました。

その様子を写真に撮り動画編集しました。

地元さつま町の三大イベントの一つとして他県からも沢山の観光客に足を運んで頂けるイベントとなっています。

ちくりんの町ならでは、孟宗竹を加工して作られた竹灯籠は優しい灯りで癒やしてくれます。

 

 

 

 

 

門松竹材製作開始

2015年12月07日

いつも観覧ありがとうございます。

2015年も一月をきりました。

鍋田竹材では毎年恒例の門松製作が始まり、おかげ様で残業の日々を過ごさせて頂いております。

 

 

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11月半ばより竹山にて竹の伐採、調達を行ってきました。

工場へ持ち帰った竹材、竹山には沢山材料を切りためしてあります。

 

 

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日中は通常業務と竹山での伐採をし、夕方より門松竹材製作を行います。

みずみずしい青竹を斜めにカットし、切口でペーパーで滑らかに削りい草縄で結びます。

 

 

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さつま町産の孟宗竹を使い製作する門松は、肉厚があり好評がございます。

ホームセンターなどで門松の飾り道具は売っていが、肝心な竹だけが売っていないと遠方よりご注文くださる方も年々増えております。

新築を建てた方などご連絡頂きます。

 

鍋田竹材では門松加工済みの竹のみの販売を行っております。

完成品のご購入もお問い合わせ頂けましたら弊社竹材を使用した門松販売社をご紹介させて頂きます。

お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

 

家族プレー 山仕事

2015年12月05日

門松用の孟宗伐採が始まり一週間、土曜日の今日は家族揃って竹山へ行きました。

父、母、息子二人、孫二人。

 

 

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子供達は笹の後始末係り、最初は手伝っていましたが探検したり落ち葉を投げたり、おやつを食べたり、遠足気分です。

 

 

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若い竹は残し、三歳程度の竹を材料として切り出します。

一年のうちで竹が一番水分を持たない時期ではありますが、それでも生竹はとても重たく腰、腕、肩にきます。

朝一の仕事初めは準備運動、無理をすれば体を壊します。

ホツホツと体を暖めながら無理をせず。

 

 

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三男、不器用な男ですが体力があります。

竹屋を手伝うようになって四年目、仕事ができるようになってきて皆助かっています。

 

 

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竹を見極め指示を出す頭。

 

 

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我が家で一番の力持ち四駆のトラックです。

門松竹材は太い製品もあれば小さい製品もあります。

様々なサイズの竹を調達します。

本格的に門松加工が始まるのは7日月曜からです。

 

 

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加工場へ持ち帰った竹はサイズごとに仕分けして加工を待ちます。

鍋田竹材で製作する門松は竹部分のみです。

県内の造園業さん、花屋さんよりご依頼頂き門松竹材を調達製作させて頂いております。

 

今では正月の飾り物のように思われておりますが、もとは歳神の依代といわれ、神が宿る安息所であると言い伝えがあります。

神が下界に降りる時の目印と考えられています。

 

皆様がよい歳神様を迎えられますようお手伝い出来る事を感謝しながら竹材調達させて頂いております。

さつま町人物伝

2015年12月02日

ようやく冬の到来かと思っていましたが、まだまだ日中は暖かく過ごしやすいです。

温かい事で竹材が蒸れて困っている鍋田竹材がいます。

昨年の今頃は外に火を焚いて暖を取っていたように記憶しています。

カラッとした寒さが竹材には適切です。

 

 

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さつま町10周年記念で発行された『さつま町人物伝』に私の祖父が掲載されております。

さつま町郷土史研究会の方々が製作され、研究会のメンバーの中の一人は父の学生時代の恩師だと聞きました。

 

 

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祖父は仕事も地域行事も頑張っていた、幼い頃の記憶があります。

祖父と父が真っ黒に汚れながら竹の油抜きをしている姿、祖父の笑顔が思い浮かびます。

年末の門松製作では高齢で力のなくなる祖父から私へ結びの工程がバトンタッチするように移りました。

私の男結び作業を見て「腕がよかっ」と言われた事を覚えています。

さつま町人物伝には歴史と思い出がたくさん詰まっておりました。

 

 

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12月もスタートし2015年もあと29日となりました。

締めくくり門松製作が始まりました。

門松製作では山仕事と丸のこを多く使用します。

怪我をせず年越しできるよう気を引き締めて行きます!!

門松用竹材

2015年11月29日

天気の悪い日曜日、鹿児島は曇りのち雨です。

日曜日ですが鍋田竹材は今日も仕事をしております。

年末が近づき門松用の竹を伐採する為にさつま町内の竹山へ来ております。

 

 

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町内あちこち竹山を見て回り今年は2名の山主様の竹山を伐採させて頂く事になりました。

 

 

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竹出しは重労働、気を抜くと大怪我をします。

斜面に倒れた竹は滑り危ないです。

腰にはノコギリ、チェンソーに油を満タンにしていざ出陣です。

 

 

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今年の竹山は台風15号の影響もあり何処の山も竹が倒れ荒れています。

足元を注意しながら一本一本手作業で伐採です。

 

 

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竹の枝はノコギリで取っていきます。

力を入れ葉先から根本にかけナタで叩けば枝は取れますが皮が剥げ門松には使えません。

ノコギリを使い大変ですが全て枝をおとします。

門松はその年の生竹を使い製作します。

神様が通る目印になる門松、青々とした新鮮な竹をお届けできるように今の時期からの伐採です。

 

近年は山仕事をしていると多々ヤマヒルに血を吸われている事があります。

数年前はいなかったヤマヒルも生息地を広げているようです。

 

 

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足袋に付いたヤマヒル。

茶色い棒状のヒルは人間の体温などを察知して付き、気づかない間に血を吸われ、吸われた箇所は痒く血も止まりません。

厄介者です。

自然の生き物なので仕方ありませんが出来ればいない方がいいです。

地元の町より車で10分程度はなれた場所の竹山にまでヒルが来ています。

山に入られる時は注意が必要です。

 

 

自在鉤 最終加工へ

2015年11月25日

段々と冬らしくなるのでしょうか、今朝は少し寒くなりました。

明日はまだ寒くなる予報が出ております。

 

お客様よりご注文頂いておりました自在鉤は最終加工、手がけのペーパーで淵を整えております。

 

 

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竹を加工し乾燥、仕上げのペーパーです。

ペーパーがけが完了したら根部分の整形、全体を水洗いして乾燥、仕上げにニスを塗り乾燥で完成となります。

 

 

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今年は暖冬、平年からすると気温が高く湿度も高い日が続きました。

乾燥は遅れカビの発生も心配しておりましたが、ようやく寒くカラッと湿度も下がってくれそうです。

茶筅収納筒

2015年11月21日

茶道において一番有名な道具の一つ茶筅(ちゃせん)。

抹茶を点てるのに使用する茶道具です。

その茶筅を収納する筒のご依頼があり竹を加工しました。

 

 

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茶筅のサイズに合わせた内径と長さ。

晒竹の皮を不揃いに剥ぎ模様をだしています。

 

 

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この筒の中に手持ちの方から差し込み収納します。

 

 

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竹は皮を剥ぐと縦の繊維が出ます。

鍋田竹材では竹のみの加工で終了です。

この竹材がどのように完成品になるのでしょうか。

それとも完成品なのでしょうか?

いつも鍋田竹材をご利用頂きありがとうございます。

自在鉤製作

2015年11月21日

いつも観覧ありがとうございます。

温かい鹿児島、11月半ば今日も半袖で仕事をしています。

温かく天気もバッチリ晴れです。

 

 

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乾燥中の晒竹、色は出ていますがまだまだ乾燥が必要です。

囲炉裏にて使用する自在鉤も乾燥中です。

 

 

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ご注文頂いておりますお客様には長い間待って頂いている商品です。

 

 

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自在鉤の型は整いましたが、まだまだ室内での乾燥が必要としています。

あと二週間程度で出荷できそうです。

 

 

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根付き乾燥

2015年11月18日

天気がよくないここ数日。

今年は暖冬だと世間話でも聞きますが、竹屋としてはカラッとした寒い日を望んでいます。

湿度が高ければ自然乾燥に時間がかかる竹材。

晴れ間があれば竹を出し、雨が降れば室内に入れる。

少しでも外で乾燥させたい気持ちとは裏腹に天気が悪いです。

 

 

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黄緑から黄色の竹肌になるまで天候に左右されます。

日光の紫外線を浴びる事で色がでます。

 

 

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山から掘り出しすぐに炭火にて油抜き、根先にはまだ水分を含んだ土がついています。

雨が降ると気温湿度が上がりカビも発生しやすい条件がそろいます。

この時期になれば気温が下がりカビなど心配しないのですが暖冬だと感じています。

 

 

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雨が降れば室内で銅製のおとし製作。

竹は一つ一つ形が違うので、一つ一つ合わせて加工します。

上の写真は八面寸胴のおとしを製作しています。

 

11月も末に近づいてきました。

12月に入るとお正月へ向け門松用の材料の段取りも始まります。