鍋田竹材 鹿児島件指定 伝統工芸品の証

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門松用竹材

2015年11月29日

天気の悪い日曜日、鹿児島は曇りのち雨です。

日曜日ですが鍋田竹材は今日も仕事をしております。

年末が近づき門松用の竹を伐採する為にさつま町内の竹山へ来ております。

 

 

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町内あちこち竹山を見て回り今年は2名の山主様の竹山を伐採させて頂く事になりました。

 

 

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竹出しは重労働、気を抜くと大怪我をします。

斜面に倒れた竹は滑り危ないです。

腰にはノコギリ、チェンソーに油を満タンにしていざ出陣です。

 

 

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今年の竹山は台風15号の影響もあり何処の山も竹が倒れ荒れています。

足元を注意しながら一本一本手作業で伐採です。

 

 

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竹の枝はノコギリで取っていきます。

力を入れ葉先から根本にかけナタで叩けば枝は取れますが皮が剥げ門松には使えません。

ノコギリを使い大変ですが全て枝をおとします。

門松はその年の生竹を使い製作します。

神様が通る目印になる門松、青々とした新鮮な竹をお届けできるように今の時期からの伐採です。

 

近年は山仕事をしていると多々ヤマヒルに血を吸われている事があります。

数年前はいなかったヤマヒルも生息地を広げているようです。

 

 

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足袋に付いたヤマヒル。

茶色い棒状のヒルは人間の体温などを察知して付き、気づかない間に血を吸われ、吸われた箇所は痒く血も止まりません。

厄介者です。

自然の生き物なので仕方ありませんが出来ればいない方がいいです。

地元の町より車で10分程度はなれた場所の竹山にまでヒルが来ています。

山に入られる時は注意が必要です。