鍋田竹材 鹿児島件指定 伝統工芸品の証

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根付き乾燥

2015年11月18日

天気がよくないここ数日。

今年は暖冬だと世間話でも聞きますが、竹屋としてはカラッとした寒い日を望んでいます。

湿度が高ければ自然乾燥に時間がかかる竹材。

晴れ間があれば竹を出し、雨が降れば室内に入れる。

少しでも外で乾燥させたい気持ちとは裏腹に天気が悪いです。

 

 

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黄緑から黄色の竹肌になるまで天候に左右されます。

日光の紫外線を浴びる事で色がでます。

 

 

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山から掘り出しすぐに炭火にて油抜き、根先にはまだ水分を含んだ土がついています。

雨が降ると気温湿度が上がりカビも発生しやすい条件がそろいます。

この時期になれば気温が下がりカビなど心配しないのですが暖冬だと感じています。

 

 

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雨が降れば室内で銅製のおとし製作。

竹は一つ一つ形が違うので、一つ一つ合わせて加工します。

上の写真は八面寸胴のおとしを製作しています。

 

11月も末に近づいてきました。

12月に入るとお正月へ向け門松用の材料の段取りも始まります。