鍋田竹材 鹿児島件指定 伝統工芸品の証

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竹パウダー(農業)

2021年10月06日

農業利用についてお問い合わせ頂く機会も多くなってきました。

土壌改良材として竹粉を使用した事例はネットで沢山でてきます。

よく目にする使用量ですが、初年度一反に50kg、二年目からは25kgいれれば良い、これがよく見かける使用量です。

間違いではありませんが、正解でもないのではないか、そう思っています。

 

竹の粉を畑にいれる目的は使用される方々で違いがあり、作物により使い方もそれぞれ異なると思います。

 

土作りの観点では、作物を植える二ヶ月程度前に畑に竹粉をすき込むのが一番無難、植えたあとは根本にマルチ代わりで使用するなど、様々です。

 

最近私が考えている使用方法が、作物を収穫し終わった直後にすき込むです。

 

土作りは植え付け前ではなく、収穫後から始まっているとゆう考え方です。

 

作物を収穫したあとには必ず作物残渣が畑に残ると思います。

作物の根っこや葉、茎や実など、これをいち早く分解して土にする、分解の手助けをするのが竹粉ではないかと思っています。

多孔質の竹粉には土着菌が住み着き、土壌の菌を活発化、収穫後の作物残渣は生ゴミ残渣と同じ、ほっといておくと悪臭がでますが、土と混ぜることで地中分解され肥料になります。

地中での分解の手助けをするのが竹粉ではないでしょうか。

嫌気発酵する竹の乳酸期、畑に入れ雨が降り、土の中の空気がなくなれば竹乳酸が活発な動き出します。

 

上記の使用方法が正解なのかは正直不明、私が考える使用方法の一つです。