真竹 花器材
2018年02月18日
孟宗竹の竹材がなかなか入手できないこの頃、型の良い根付きが見つかりません。
見つからない理由は、筍山の面積が増えていて肥料散布される方が多くなっています。
肥料が入った竹山の竹材は竹に変形が多く、竹が極端に曲がっている、竹が柔らかい、乾燥時の歪みが非常に大きいなどにより竹の花器には適さないなどの理由で肥料が入った竹山は花器材には適していません。
未開拓の竹山を最近はウロウロしています。
孟宗竹と同様に真竹の根付きは順調に掘り出しています。
根付きは掘り出して根をハツりようやく根の形が目視できるようになります。
根の形が良い物は「げんのう」とゆう壁に掛ける製品になり、型の悪い材は一重などの製品になります。
油抜きをした真竹、根っこの先が筆のような形は壁に掛ける花器、そうでないものは馬の蹄のように加工します。
竹根の上の部分は別の製品に、竹の節の間隔の理由によって一本の竹から一つしか製品ができない物は高価で、竹から複数できる製品は安価な製品とざっくり別れます。
竹製花器は材料確保から加工完成まで時間がかかる品物です。
材料調達では孟宗竹が非常に入手が厳しくお問い合わせ頂いている特に孟宗根付きの製品は良い材料が見つからない状況がここ数ヶ月続いておりご迷惑をおかけしております。