切 口
2017年10月04日
肉厚で重厚感のある孟宗竹、地元さつま町には花器に最適な材料があります。
竹にノコギリとノミで口を開ける、私達は切口と読んでいます。
華道の流派には伝統的な花器の形や加工があります。
切口を艶のある黒に塗る「寸胴 切口 塗り」とご注文頂きます。
もっとも美しい根の形は、花器を正面や横から見て馬のヒヅメのような左右バランスのとれた形が美しい。
ドシッとした重みある花器に仕上げる為に材料の形はとても重要です。
土の中から彫りだり、伸び切った根を切り短根にして初めて根の形が見えてきます。
根に向かい節間が多く密度が多い材料は最高です。