タイトル
春 さくら
2015年03月30日
桜が咲き春を感じます。
朝はまだまだ寒い日が多いですが、日中は半袖でも十分な気温です。
この前まで蕾だった桜も花開き場所によっては満開です。
先週末は花見日和と各地では花見をされた方々が多かったのではないでしょうか。
春は各地で華展が開催されている様子をインターネットを通じて拝見しております。
様々な流派があり、様々な作品があり、鹿児島県内でもいけばな展がございます。
ご興味のある方は華道やいけばなで検索していただければ様々な作品や華展の様子がご覧頂けると思います。
4月末、東京へ行きいけばな展へ足を運びます。
先日ご紹介しました目黒雅叙園のいけばな✕百段階段です。
こちらへ伺う予定です。
写真撮影可能でしたら後日ご紹介したいと思います。
竹屋だより
2015年03月15日
3月も半ば、寒く雪が降ったり暖かったり寒暖の差がある鹿児島県。
まだまだ霜おりる朝も多く、春が待ちどうしいです。
今週は真竹を中心に竹の調達、加工をしておりました。
花器に加工する竹は傷が付かぬよう毛布を敷き積み込み。
苦労して切り出した竹に傷が入れば製品になりません。
毛布の下にある真竹は籠用の晒竹になります。
全国よりお問合せ頂いております。
定期的に油抜きをしておりますが加工できる数に限りがございますのでお早めのご連絡を宜しくお願いいたします。
いけばな✕百段階段2015
2015年03月10日
久しぶりの投稿になりました。
温かい日や冷たく寒い日、体調を崩したここ数日。
ようやく通常モードです。
庭の梅の花は満開、花の香りが春の近づきを感じさせてくれます。
お客様よりお知らせを頂きました。
東京都目黒にあります目黒雅叙園にて「いけばな✕百段階段2015」花の祭典がございます。
東京指定有形文化財特別企画、いけばな54流派が集う祭典となっております。
2015年3月17日〜5月17日 ※月曜日休館
開催時間 10時〜18時(最終入館17時30分)
会場 東京都指定有形文化財「百段階段」
入場料 当日1200円 前売り1000円 学生600円
総勢54流派が週替りで作品を披露する、いけばなの祭典。
豪華な文化財の空間と、美の共演をお楽しみ頂けます。
寒暖の差がでる季節、皆様お体ご自愛ください。
げんのう 向掛
2015年02月24日
2月のこの時期、真竹の花器製作をしております。
真竹の根の部分を掘り出して製作している「げんのう」です。
タコの吸盤のような模様の真竹の根は孟宗竹に比べ密度がなく根の節間も広いのが特徴です。
げんのうにおとしを入れてます。
銅板を加工し竹一つ一つに合わせ溶接します。
竹は日進むにつれ目には見えないほどの縮みがでます。
キツくてもダメ、ゆるくてもダメ、丁度良いは感覚でおとしを製作します。
溶接し、叩き、水を張り漏れがないか確認します。
竹の切口に合わせ銅板を加工して完成です。
銅筒は丸い形をしておりますが写真で分かるように竹の切口は楕円形です。
竹の切口に合わせ銅を曲げます。
完成品が上の写真になります。
向掛げんのうは高い位置に飾ります。
枝垂れる花木を生け、風になびくような姿を想像いたします。
桜島から灰どうぞ
2015年02月23日
月曜日の午後、寒気くもなく曇のち雨です。
一昨日は桜島より火山灰が地元さつま町まで飛んできました。
鹿児島の北にあるさつま町から桜島まで60㎞。
直線距離にして40㎞ほどでしょうか。
桜島が爆発し噴煙が地元さつま町方面に風にながされたどり着きます。
ザラザラとした火山灰。
桜島よりかなり離れていますので年に数回程度このうに降ります。
鍋田竹材では真竹の花器や向掛げんのうの製作を行っております。
思ったような形の根はなかなかありませんが沢山掘る中から型の良い竹をげんのうに加工し、根の形が思わしくなかった竹は一重切などに加工です。
籠用の晒竹も定期的に油を抜いております。
段々と気温が上がり湿度の高い時期になりますと油抜きも回数が減ってまいります。
お早めのご注文お待ちしております。
鍋田竹材
さつま町10周年記念イベント
2015年02月20日
久しぶりのお知らせ更新となりました。
2月になり仕事と地域イベントと様々な出行事、東京からお客様が来られるなど充実した日々を過ごしておりました。
2月15日は鍋田竹材がある地元さつま町のイベント。
3町が合併してさつま町が誕生、今年が10周年の年で式典が開催されました。
地元特産品の販売や大鍋の振る舞いなどありました。
私も足を運びさつま町10周年をお祝いしました。
町のゆるキャラを中心に近隣町や鹿児島県のゆるキャラが集まりステージショーもあり。
月日が過ぎるのはとても早く、ついこの前合併したように思っていましたが10年、あっという間だなと思っています。
ささ福かざり。
鹿児島県の北にあるさつま町はとても便利な位置にあると個人的に思っています。
近隣の町は何処へも一時間程度で行け、空港や新幹線などへも30分で行けます。
鹿児島へ移住するならさつま町をおすすめいたします。
竹の町さつま町、とても生活しやすい町だと思います。
さつまのささ福かざり
2015年02月10日
氷点下より始まる朝が多いさつま町。
今朝も自宅の温度計は0度を指しております。
地元さつま町では2月7日よりささ福かざりが展示されております。
雛人形とささ福かざりです。
通称「さげもん」と言われひなの節句の為に母や祖母が子どもや孫の幸せを願い、一針一針作り上げた「まり」と「細小物」をつるした昔の人の知恵と愛情がいっぱい詰まった福寿縁起の宝物です。
着物などの端切れなどで地元のさつま町商工会女性部、NPO法人ひっ飛べ奥さつま探検隊に所属する女性の方々が中心になり製作されたようです。
一つ一つの細小物は個性がありとても可愛らしい印象です。
さつま町の虎居商店街、屋地商店街の店舗などに飾ってあります。
ささ福かざりの明細など下記のリンクよりご覧ください。
孟宗竹 根付三重丸窓
2015年02月04日
根付き孟宗の三重丸窓。
材料の根付きがございます。
通常御注文頂いてから約2カ月程お時間を頂いていますが一月程で出荷可能です。
こちら竹在庫限りです。
お問合せは鍋田竹材 099-653-0765 又はHPお問合せよりご連絡頂ければ幸いでございます。
真竹の加工 竹の元とウラ
2015年02月02日
今日から2月、あっという間に1月もすぎました。
鍋田竹材では真竹を中心に調達加工を行っております。
真竹の根元は一重切などに、竹のウラは寸胴や晒竹になります。
竹の元とは根元に近い部分、ウラは根元から葉先です。
天日干しする事で色が変わり軽くなります。
ちょうどこの時期は真竹のシーズンです。
華道竹製花器 根寸胴
2015年01月29日
太く肉厚な孟宗竹。
地元さつま町のシンボル竹でもある孟宗竹は真竹と違い肉厚で重量があり割れにくい竹です。
孟宗竹の根を堀り加工した根寸胴は華道生花で使用される花器。
通常の根寸胴は竹肌が白いですが、焼根寸胴は竹の皮を剥ぎ硫酸を塗り焼いております。
竹の繊維が焼け竹繊維の独特な模様が浮かび上がります。
通常の寸胴に一手間かける事により仕上がります。
竹を支える根元は節がつまり根の独特な型が重みを感じさせます。
天候に左右される竹製花器は乾燥に時間がかかります。
製作は約二ヶ月頂いております。