鍋田竹材 鹿児島件指定 伝統工芸品の証

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自在鉤用竹材

2016年11月24日

11月も後半となりました。

寒いのか暑いのか、今年は気候が不安定です。

 

竹材の調達が本格的になり休日は山主様へ竹を分けて頂くお願いに回っています。

今年も門松竹材用にいくつか竹伐採の許可を頂きました。

 

 

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囲炉裏に下げる自在鉤、様々な形の品があるなか鍋田竹材へ製作依頼を頂きました。

根付き孟宗竹を山より掘り出し根ハツリを行った後の写真です。

根ハツリとは竹根がヒゲのように伸び土が固まった状態からノミとカナヅチで坊主頭のように根を切ります。

地下茎を傷つけないように慎重な仕事です。

 

 

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自在鉤に合う竹の曲がり、根ハツリが完了すれば炭火による油抜きです。

 

籠用 晒竹

2016年11月05日

籠用の真竹は鹿児島県薩摩郡さつま町に良い竹があります。

節間が広く太くて綺麗な竹です。

キズが付かぬようにチェンソーは使用せず手引きノコで竹を切り、手作業で竹山から出します。

 

 

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節間は40〜50㎝が平均です。

ここ数日は竹のご依頼を沢山頂き感謝しております。

良い竹よりなくなってしまいますので、事前予約等頂ければ幸いです。

 

 

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定期的に竹山へ竹調達へ行きますが、晒竹になるまで時間がかかります。

お待たせしている事が多くご迷惑をおかけしておりますが、出荷できるまで時間がかかる材料ですのでご了承頂ければ幸いです。

 

 

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向掛 げんのう

2016年11月04日

『げんのう』と言う花器があります。

 

 

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真竹の根っこを掘り出し加工した花器、壁に掛け花を活けます。

竹根の形は地上から確認できないので掘ってから形が悪い、商品にできない材料も多く、苦労して掘った竹材が製品として出荷されない場合もあります。

お恥ずかしい話、上記の花器は返品を頂きました。

根の形を気に入って頂けなかった事が理由です。

製品を製造し、お客様に満足して頂ける事が一番なので喜んで別の商品とお取り替えさせて頂きます。

二つとして同じ形の材料がない竹花器、個性ある形ほど価値が付く時もあれば世に出ず処分される形の花器もあります。

 

ナンコ遊び なんこ棒

2016年11月04日

鹿児島と宮崎県南部に残る酒席の遊び『薩摩拳』。

三本の棒を持ち、うち何本かを拳の中に隠して出し合い相手が持っている本数を言い当てたり、双方の合計の本数を言い当てたりする拳遊びを「ナンコ遊び」とも言います。

地元の酒造メーカー社員様より「竹でナンコ棒作って」の一言で作ってみました。

 

 

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肉厚な孟宗竹をお湯による油抜き、さらに染竹へ加工してナンコ棒へ。

花器製作時にでる端材を使用しています。

黒い部分が竹の皮となります。

一つ一つ手作業で割り、ペーパーでの加工ですので均等な棒は作れませんが手触りの良いナンコ棒が出来上がりました。

 

竹皮を削り文字やロゴ等も彫れますのでご希望の方は『オリジナルナンコ棒』製作します。

竹ヘラを製作しました

2016年11月03日

地元のお菓子職人様より、竹材でのヘラ製作依頼を頂きました。

竹業を長い間営んでおりますがヘラ製作は初めてです

花器に比べれば比較的簡単に作れるヘラ。

現代ではプラスチック等が主役であろうヘラですが、職人様は竹が良いと言われておりました。

 

 

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別の菓子職人様からも製作してほしいと依頼を受け数本作らせて頂きましたが、職人さんによってヘラの厚みや硬さ、柔軟性などにこだわりを感じました。

木製もあるようですが「木くずがでる、竹が良い」との事です。

今まで竹花器を中心とした竹製品を製作してきましたが、以来を受ければ協力したい気持ち、新しい物作りに興味が湧いてきます。

竹パウダー

2016年11月03日

4月より竹の粉を製造スタートさせました。

多方面での試験等今でも進んでおります。

使用者様のご意見や感想を聞きながら粉製造を行っております。

 

 

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家畜へ竹粉をあたえて約半年、使用者様の感想はとても興味深い経過が見られます。

竹の葉が積り自然の腐葉土、そこに育つ竹には土着菌をはじめ様々な栄養が水分とともに竹に吸収されます。

筍から竹に成長するまでの圧倒的な成長スピード、竹の中にはすばらしい成分の宝庫です。

竹を粉末状にして家畜の餌に毎回少量ずつ与える事で、下痢や食べ過ぎによる腸内トラブルの改善に役立ちます。

竹の中に含まれる乳酸菌が動物に良い影響をあたえてくれます。

竹のシーズン

2016年11月02日

11月、夏も終わり日中でも肌寒い季節になりました。

暑かった夏場、湿度も高くカビにやられた材も多かった夏でした。

寒くなり竹のシーズン、一年で今からの時期が竹質もよくなります。

 

 

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10月頃より根掘りをスタートさせました。

目を付けていた竹にはピンクのビニール紐を目印に、この時期がくるまで見つけておいた根掘り竹材。

一本一本手作業で掘ります。

今年も格好の良い根が多く見つかりました。

根付きの花器を製作します。

 

竹パウダーの力?

2016年09月13日

鍋田竹材の小学生が夏休み前に学校より持ち帰ったアサガオ。

竹パウダーを少し振りかけました。

一粒の種から大きく成長したアサガオは行き場がなくなり茂っています。

 

 

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毎日15から多い時で30ちかくの花を毎朝咲かせており、家族皆して驚いています。

今年から製造開始した竹パウダー。

効果の結果等は竹パウダーを製造販売している他社様のデータ等で知識として頭に入っていますが、実際に自宅の竹入アサガオの成長にはビックリしています。

 

 

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上の写真は8月20日のアサガオで下の写真は現在のアサガオです。

 

 

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周りの鉢にも竹粉を入れています。

比較材料として竹粉を入れていないアサガオを準備しておけば良かったと反省しておりますが、効果は十分にあると思っています。

花の色も濃く毎朝綺麗な花を楽しんでいます。

表札製作いたします

2016年09月12日

今年度より新しい物作りにChallenge!!とスタートした竹に文字を掘る加工をスタートさせました。

先日お知らせさせて頂いておりました竹札、祭りシーズンと重なり沢山の札のご注文頂きました。

 

 

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竹の皮を削り塗装する事で文字を表現しています。

 

 

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地元さつま町にて新規オープンされた『さつまいいもん』様より竹製の表札製作依頼を頂き、第一号の表札製作をさせて頂きました。

 

 

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さつま町数多くある竹山の中でも一部でしか調達出来ない真竹の節間の広い竹を使用した表札。

竹を油抜きした後に乾燥、乾燥後竹を染め文字部分を彫り製作しています。

文字の部分は竹本来の色です。

 

 

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竹に文字を彫れますのでアイディア次第で製品製作の幅が広がりました。

『こんな竹製品作れないか?』のお問い合わせお待ちしております。

竹コップ

2016年09月12日

福岡の方より一本のお電話を頂きました。

生竹のコップ製作依頼です。

ウィスキーなどで使用するロックグラスサイズで、飲み口は口当たりがいい削り、容量は330ccの竹コップをご希望されました。

 

 

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直径が約85mmの竹を山より探しサンプル製作。

 

 

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ぶつ切りし水を330cc入れ水面の部分でカットしました。

飲み口は削り洗って完成です。

 

 

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飲み口はナイフで削りペーパー加工。

 

 

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多少水分を抜いて発送させて頂きました。

 

 

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カクテル用に生竹を使用したいとご連絡頂いておりましたのでバーテンダーをされている方なのでしょうか。

商品到着後とても満足して頂きました。

 

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